スペイン旅行記 その4~コスタ・デル・ソル、セビリヤ、カテドラルとフラメンコ [旅の日記、犬の日記]
9月9日 スペイン4日目
今日はアンダルシア地方の南部、地中海沿いにあるコスタ・デル・ソル(太陽海岸)を通って
その周辺に点在するカサ・ブランカ(白壁の家並み)のひとつ、ミハスを訪れます。
バスを降りてアキレス腱が伸びそうなくらいの坂道を登ると村の入り口に到着。
ロバさんのお尻がお出迎え~。
今夜から町のお祭りだそうで、あちこちにその準備と思われる仕掛けがあります。
小さな町なのですが、フリータイムが短いので急いでまわります。
ふと見ると、向こうに見えるのはもしや・・・!
いや~ん、かわいいフレンチちゃん
お店の看板犬でした。
お店の女性の方がお名前(←多分)を教えてくださったのですが、
発音が???で、覚えられず・・・。
でもおとなしくてホントにかわいい、イイコちゃんでした♪
サン・セバスチャン通り
「MIJAS」
ミハスと書かれた何でもない壁のプレートもかわいい。
スペイン語は「J」は発音しません。
この日はちょっと雲が多かったのですが、
白い壁の家々に太陽がまぶしく照りつけてました!
きれい~。
ミハスの闘牛場。
スペインで一番小さいことと、円形ではなく四角い闘牛場ということで、
非常にめずらしい。
確か3ユーロだったと思いますが・・・払って中に入れます。
中に入ってみました。
ウシさんとご対面~。もちろん、剥製。
闘牛は3~9月の日曜が開催日なので今日はやってません。
でもアレーナ(競技場)に足を踏み入れることができます。
闘牛が行われていない闘牛場は、とても静かで色使いも大きさもかわいらしかったです。
教会
町を出るときに見かけたワンちゃん。
首輪はしてるけど、そばに飼い主らしいひとがいないんですよね。
でもきっとおとなしく待ってるんやろうな~。
小一時間ほどの滞在でしたが、またゆっくりきてみたい町でした。
さてバスはセビリヤへ向かって走ります。
車窓からでっかいウシさんの看板が!
スペインのシェリー酒のメーカーOsborne(オズボーン)社の看板です。
以前某番組で取り上げられてたのですがすっかり忘れてて、
あわててシャッターを切ったのでヘンな写真・・・
でも後々、ちょこちょこ見られるとガイドさんがおっしゃってました。
14時半過ぎにセビリヤの街中に到着。
昼食はサンタ・クルス街の中のレストランで。
この街はキリスト教徒がセビリヤを取り戻すまでユダヤ人街でした。
17世紀以降セビリヤの貴族が住み着いたそうです。
白い壁の家々が狭い路地を作っていて、何ともいい感じ。
「AGUA」 アクアはスペイン語で「水」の意味。
通りの名前にはユダヤ人がつけたものが多く残っています。
お昼はスペイン風オムレツにチキンのグリル
おいしかった~♪
昼食後はカテドラルの観光です。
ヒラルダの塔が見えてきました。
塔頂には風見鶏がついています。
塔の名前は風見を意味する「ヒラルダ giralda」からきています。
カテドラルとは、キリスト教における司教座聖堂・主教座聖堂のことで、
一般的には大聖堂と約されます。
セビリヤ大聖堂は、スペインで最大、世界でも3番目に大きなゴシック様式主体の大聖堂
早速中に入ります。
・・・あれ?何で上にワニ・・・?
どこのカトリック教会もそうですが、
本当にステンドグラスがきれいです。
ヒラルダの塔の内部は上に上ることができます。
せっかくなので上ってみることに。
ここは馬で駆け上がれるようにと螺旋状のスロープになってます。
なので、気持ちラクかな~。
途中で外を眺めます。
てっぺんへはまだもう少し
螺旋をぐるぐる回って33回目。
あともう1回まわって・・・
高さ70メートルのところにある展望台に到着~。
いきなり大きな鐘がお出迎え。
礼拝時刻を告げるための大小28個の鐘が取り付けられています。
セビリヤの街が一望できます。
いい眺めで気持ちいい~。
塔を下りて大聖堂内の見学。
銀の祭壇
なんてゴージャス~
両サイドのパイプオルガン
コロンブス霊廟
スペインの4つの王国、カスティーリャ、レオン、ナバラ、アラゴンを象徴する巨人像に
その棺は担がれています。
コロンブスは、セビリヤが新大陸との貿易を独占するきっかけを作ったとして、
セビリヤ人にとって英雄なんです。
新大陸が発見された1492年はレコンキスタが終結した年でもあります。
ひとりの王の足元に置かれたザクロに剣が刺さってるのは、
グラナダ陥落を意味しているんです。
4人の王たちが見つめる先には、先ほどの銀の祭壇が。
コロンブスの墓
何度も言いますが、ホントにきれいなステンド・グラス。
カトリックの教会は、壮大で豪華絢爛。
でもちゃんと教会としての役目は果たしていて、今でもちゃんと礼拝が行われています。
セビリヤの大聖堂は1987年に世界遺産に登録
街中を通る路面電車。
線路を見つけてチンチン電車みたいなのを想像しましたが、
いきなり現代風?でびっくり。
セビリヤのスペイン広場
スペインの各地方の出来事をタイルに焼いたもので、半円形の建物の内側を彩られています。
二階に上ってみました。
西日が非常にまぶしいです。
セビリヤ大学(旧タバコ工場)
ビゼーの歌劇『カルメン』の舞台となった場所です。
カルメンとホセが出合ったのがこのタバコ工場だったんです。
今日のラストはフラメンコ・ディナーショー。
闘牛場の隣にある劇場兼レストランで。
中はこんな感じ。
私たちは食事付きのツアーなので、一番後ろのテーブル席でした。
後ろといっても小さい劇場で一段高い場所なので、十分舞台は見えます。
しばらくすると、前の席も観光客の外国人たちでいっぱいになりました。
始まりました!
フラメンコというと、女性がひとりで踊ってるのをテレビで見たことがあるだけでしたが、
初めは女性3人、次は男性3人、その次に男女ペアで3組と、いろんなパターンがありました。
もちろん女性がセンターでひとりで踊る場面も。
ギターとカンテ(歌)、手拍子の掛け合いも素晴らしい~。
椅子に座ったままの踊りもありました
歌劇『カルメン』を題材にした踊り
このカンパニーの真打は男性でした。
ちょっとびっくりしましたが、息を呑む迫力!
サパティアードとよばれる足の動きが超絶でした~!!
それにちょっと男前♪
最後は全員で。
正直言って、フラメンコはあまり興味がなかったのですが・・・
何年か前に行ったトルコでベリーダンスを観たときも、もうひとつ興味が持てなかったので、
踊り系はねぇ・・・と思ってたんです。
ところが写真を撮るのも忘れるくらい、興奮して手に汗かいてしまうほど見入ってしまいました。
ダンサーの方も、舞台から掛け声や合いの手を求めてきて客席も大盛り上がりで。
後でガイドさんから聞いたのですが、もっと大きな小屋だと客席からの掛け声はNGだそうで、
じっと見るだけなんですって。
でも小さいところだったのと観光客相手だからか?お客さんを巻き込んで盛り上げて、
すごくよかった~おもしろかったと。
本当に、楽しかったです♪
でも自分でやろうとは思わないけど・・・(笑) 体力的に無理でしょう
やや興奮気味に劇場をあとにしました。
おお~っと、おっきなワンちゃん!
ご主人に待てをしてもらって写真を
カオが白いからちょっとお年かな?
とても満足な一日でした~。
久しぶりにうちのおぢさん
ここ最近はきゅうりがお気に入り♪
ミハスもセビリアも本当に素敵!フラメンコって魅力的ですね、前にフラメンコギター奏者の人にはまってから興味があるんですよー。
スペインで見るフラメンコ憧れます。
はなじろうちゃんときゅうり、これまた可愛いー!うちの子はプチトマトです。
by まりも (2009-09-22 10:20)
まりもさま
ミハスは白い壁と青空のコントラストが本当にきれいでかわいい町でした。
そんな場所でフレンチに会えたのもうれしくて~♪
フラメンコは初めて生で観たのですが、
すごいパワーで惹きつけられちゃいました。ギターも情熱的でしたよ。
何でもそうですが、ライヴはいいですね。
by ten (2009-09-23 00:20)
ミハスの看板犬ちゃん~カワイイ♪♪
同じ~犬種だと嬉しさ~MAXですね! (笑)
<ホントにきれいなステンド・グラスは~ 綺麗♪ うっとりします
とても~。行った気分になれる旅レポ☆~ありがとうございます!
by ゴンりんママ (2009-09-23 08:31)
ゴンりんママさま
そうなんです!
自分んちのワンコと同じ犬種だとテンション↑↑
遠目ではありますが、ブルテリアも見かけたんですよ~。
でもシャッターチャンスに恵まれず・・・。
旅レポもあとちょっとなんで、もう少しお付き合いください。
by ten (2009-09-23 11:55)