スペイン旅行記 その6~マドリード、トレド市内観光 [旅の日記、犬の日記]
9月11日 スペイン6日目
さてスペイン滞在も残りわずか。
明日には帰国です。
今朝の朝ごはん。
朝食は全てホテルのレストランでバイキング形式でした。
普通のアメリカンビュッフェスタイルだったのであえて載せてなかったのですが、
ここのホテルのが一番種類が多くておいしかったです。
生ハムとチーズ、パンが絶品でした♪
さてお腹もいっぱいになったところでバスに乗り込みます。
今日は午前中マドリード、午後からは郊外のトレドに行きます。
マドリード市内
やっぱり首都だけあって、都会です。
これまでの街中とは空気が違いました。
プラド美術館に到着しました。
1785年にカルロス3世によって建設が始まり、ナポレオンとの戦争によって工事が一時中断。
戦後フェルナンド7世によって建設再開し、1819年に王立美術館として開館しました。
1868年の革命後プラド美術館と改称され、現在はスペイン絵画を豊富に所蔵する国立美術館です。
スペイン絵画の三大巨匠といわれるエル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスの作品が充実してます。
世界の三大絵画のうち、二つはスペインにあるんですって~。
知りませんでした!
そのひとつ、ベラスケスの「宮廷の侍女たち(ラス・メニーナス)」がありました。
学校の美術の教科書で見たことのある絵でしたね。
ほかにも、ゴヤの「わが子を喰うサチュルヌス」なんて、グロテスクで印象に残りました。
今回の現地ガイドさんは、スペインに移り住んで20年にもなるという日本人女性でした。
その絵画が描かれた時代背景や作者に対するするどい切り口が非常にユニークで、
解説が面白いと美術鑑賞はより楽しいものになるんや~と感じました
館内は撮影禁止のため外観の雰囲気だけ。
この絵!
誰の作品かわからずじまいでしたが、館内のショップで見てきれいやな~と。
ゴヤさんの銅像
短いながらも充実した美術鑑賞を終え、スペイン広場へ向かいます。
車窓からワンちゃんや日本の三越が。
スペイン広場
中央にセルバンテスの記念碑があり、
足元にはロシナンテに乗ったドン・キホーテとロバにまたがるサンチョ・パンサの像が。
セルバンテスの作品といえば「ドン・キホーテ」くらいしか知らないんですよね。
しかも読んだことはないし・・・(読みにくいという話しですが)
でもスペインでは国民的な作家なんですね。
スペインは1975年にブルボン家により王政復古、現在も王政が続いています。
右:マドリード王宮
左:青いドームと鐘楼を持つアルムデーナ大聖堂
王宮からマヨール広場へ向かう途中、たくさんのワンコに会いました。
飼い主さんと思い思いの時間を過ごされてましたね~。
お昼のレストランへはマヨール広場を通ります。
この広場は4階建ての建物に囲まれていて1階はカフェなどの店舗、2~4階は住居になっています。
とても暑い日だったのですが、大勢の人がオープンカフェでくつろいでましたね。
私たちが目指すお店もその中のひとつ。
案内されたのは地下。
なかなかいい雰囲気でした。
メニューはコシード・マドレーニョ(マドリード風煮込み)
ひよこ豆がたっぷりで、薄味でしたがおいしかったです。
レストランを出て再び広場を通ってバス乗り場へ向かいます。
広場の中央にはフェリペ3世の騎馬像が。
ここは1619年に彼の命で造営されたのです。
午後からはフリータイムでしたが、トレド市内観光を日本から申し込んでました。
バスに乗って出発~。
途中、ピカソの「ゲルニカ」を所蔵しているソフィア美術館前を通ったり、
車窓からフレンチちゃん発見!
あ!っと思ったときにはカメラが間に合わず、お尻しか撮れなかった・・・。
マドリード市を後にし、高速に乗って小一時間ほど走るとトレド市に近づいてきました。
アルカサル
要塞ですが、現在は軍事博物館となっています。
素晴らしいトレド市内の眺めです!
中世の美しい街並みをタホ川がグルッと囲んでいるように見えます。
古い、歴史を感じさせる建物の間を通り、カテドラルへ向かいます。
スペインの主席大司教座でスペイン・カトリックの総本山であるのが、このトレドのカテドラル。
1227年フェルナンド3世の命により建設が始まり1493年に完成。
基本的にはゴシック様式ですが、多くの建築家が手がけたこともあり、
結果的に様々な様式が入り混じった建物になりました。
優れた彫刻や絵画が展示されている美術館としての一面もあります。
総本山と言われるだけあって、全てが威厳に満ちた印象。
それにエル・グレコやゴヤの素晴らしい絵画の数々。
残念ながら幾つかは修復中でレプリカが展示されてましたが、
それでも十分雰囲気は伝わりました。
セビリヤのカテドラルと違ってこちらは中の撮影が禁止でした。
サント・トメ教会へ。
ここには世界三大絵画のひとつ、エル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」があります。
やっぱり教科書で見たことありました!
三大絵画のうち二つを今日一日で見ることができて、得した気分。
エル・グレコ(ホントはギリシア人です)の画風は実はあんまり好きではなかったのですが、
描かれた年代で画風が変わっていることや作品の意味を解説していただいて少し興味が持てました。
中世にタイムスリップしたかのようなトレドの街並み。
細い路地に石畳も素敵でした。
古都トレドは1986年に世界遺産に登録
これで今回のスペイン観光の行程が終了しました!
バスでマドリード市内に戻ります。
ホテルはチャマルティン駅に隣接されていたので、夕食まで駅構内をブラブラ。
ターミナル駅だったので、色々とお店が入っていて楽しめました。
駐車場で飼い主さんの荷物整理をかしこく見守っていたワンちゃん。
カメラを向けた途端、身構えられちゃいました~ゴメンね。
夕食はホテルのすぐ隣、駅構内を利用した造りになっているレストランで。
街中に出ても良かったのですが、明日も早いので最後の夜はゆっくりすることに。
せっかくなのでワインも注文し、簡単なコース楽しみました。
これが結構お腹いっぱい~。
早々に部屋に戻って荷造りし、ベッドにもぐり込んじゃいました。
明日帰ります!
朝食~美味しいそう!
プチケーキっぽ~いのは、マフィン?
プラド美術館は、行きたいなぁ~。
20年、住んでる日本人の解説でヨカッタですね^^
楽しい~雰囲気で見るのいいですもんネ♪
ワンちゃんもお利口に本と付き合いしてくれたり。賢いワンちゃん多いね~☆
うちは、甘えたのダラダラ~犬2頭です (笑)
いい旅でした~☆☆☆ 一緒に歩いた錯覚に~なりました^^
ありがと~う。グラシャース♪
by ゴンりんママ (2009-09-28 09:24)
ゴンりんママさま
そうです、マフィンです!食事パンも何種類かありましたが、
菓子パンっぽいのもたくさんあって、どれもおいしかったです。
スペインの食事はどれも口に合いましたね~。
ワンコも見かけた半分はノーリードでしたが、
どのコもちゃんと躾されてておとなしかったです。
長々と続きましたが、少しは旅行気分を味わっていただけて幸いです。
ありがとうございました。
by ten (2009-09-28 14:58)